ENGAGE 噛み合わせ治療

非機能的な力をかけず
正しい嚙み合わせへ

お口から整える全身のバランス

お口の健康を守るために大切なことをご存じですか?当院では、プラークコントロールとパワーバランスだと考えます。そしてそのパワーバランスを守るのが噛み合わせです。噛み合わせの悪さは歯へ不必要な力をかけます。不必要な力が加わるとお口だけでなく全身のバランスが悪くなり、さらに噛み合わせを悪くしてと悪循環に陥ってしまいます。噛み合わせの悪化は歯周病の重症化にも繋がりますので、早いうちに改善に努めましょう。

噛み合わせの大切さ

「噛み合わせ」は日常であまり意識することはないかもしれません。改めて考えてみても、食事のしやすさに関係するという印象しかわかない人が多いでしょう。もちろん噛み合わせがズレていると食べ物を噛みにくく、胃腸に負担をかけることもあります。しかし、噛み合わせの悪さは頭痛や肩こり、腰痛など、身体にさまざまな悪影響を及ぼします。さらに、左右どちらかの歯に問題があると反対側だけで噛むようになり、次第に顔のバランスが崩れていくこともあります。

噛み合わせを悪くする歯ぎしり・食いしばり

「歯ぎしり」というと、歯や顎に負担をかける悪い習癖というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、実は歯ぎしりは子供から大人までほとんどの人がしているもので、ストレスを発散させて心身の健康を保つという重要な役割も担っています。ストレスを発散できずに抱え込んでしまうと、身体の治癒能力が低下してしまったり脳が萎縮してしまうなどといったさまざまなトラブルを引き起こしてしまいますので、夜間の歯ぎしりは人間が社会生活を行ううえで必要な行為といえるでしょう。しかしながらギシギシガリガリと大きな音をたてたり、一部の歯が欠けたりすり減ったりしている場合は「悪い歯ぎしり」と考えられ、放っておくと顎関節症を引き起こしてしまったり、頭痛や肩こり、倦怠感などといった全身の問題に発展してしまうことも少なくありません。まずはご自身の歯ぎしりのタイプをしっかりと診断したうえで、適切にコントロールしてあげることが重要です。

歯ぎしり・食いしばりのセルフチェック

  • 周りから歯ぎしりの指摘をされたことがある。
  • 歯に筋が入っている、歯が欠けている。
  • 起床時に顎周りの痛み、強張りを感じることがある。
  • 肩こりや頭痛がある。
  • 日中、気づくと上下の歯が接触している。
  • 頬の内側や舌に噛んだ跡がある。
  • 下の歯肉の内側にある骨に膨らみがある。

歯ぎしり・食いしばりの種類

  • グライディング

    一般的に「歯ぎしり」といわれる症状です。ギリギリと音を立てながら歯と歯を強く擦り合わせるクセで、おもに就寝中に発生します。歯がすり減ってしまうという問題点を抱えています。

  • クレンチング

    いわゆる「食いしばり」と呼ばれる症状です。グライディングに比べると音を立てることがないので、他人から指摘も受けづらく、発見が遅れるケースが多くみられます。

  • タッピング

    上下の歯を連続的に速い動作で咬み合わせるクセです。カチカチといった音を出すのが特徴ですが、グライディングやクレンチングに比べると起こりづらい症状です。

歯の噛みしめは、顎関節症の原因になる恐れがあります

歯を噛みしめると、あごに負担がかかり顎関節症を引き起こすことがあります。顎関節症は、顎関節症はアゴの関節に音がしたり、アゴの関節に痛みがあったり、時には口を開けにくくなったりアゴを支えている筋肉に痛みが起ったりする病気です。その他にも、歯並びや生活習慣、ストレスや頚椎の異常、筋肉の緊張などいろいろな要素がからみ合って起っていると考えられますので少しでも気になることがあればぜひご相談ください。

当院の歯ぎしり・食いしばり治療

ナイトガード

ナイトガードは、患者さまの歯型を取り作製するもので、就寝用に装着すると歯や顎に加わる力を暖和することができます。通常は硬いアクリル樹脂で製作し、上あごに装着します。下あごが動いて強く噛みこもうとしてもスルスル滑って力が分散しやすく、噛みこんだとしても歯の代わりに削れてくれます。歯科医院で簡単に作れて、装着するだけで被害をへらすことができるのです。
歯ぎしり・食いしばりの自覚はなくても、犬歯や前歯が削れている、詰め物やかぶせ物がよく外れたり壊れる、歯が折れて抜歯になったことがあるなどの患者さまは力のコントロールが必要かもしれません。大切な歯を守るため、顎関節症を防ぐために是非一度ナイトガード使用についてご相談ください。
※ナイトガードをお持ちの方は、歯の治療を行う際にもお持ちください。合わせて調整をさせていただきます。

認知行動療法

認知行動療法は、起きている間に歯ぎしり・食いしばりをしている方が行える改善方法です。まず、自分がくしばったりしていないかを「認識」することが大切になります。意外と仕事中など集中しているときにぐっと噛んでしまったりしています。それをまずは意識することです。そして自分が食いしばっていたと思ったら「上下の歯を離す」をしてみましょう。ひたすらこれを繰り返します。繰り返すことによって無意識の行動を意識化にコントロールすることが出来ていきます。また、上下の歯は咬みこんでいなくても接しているだけでも筋肉が緊張を起こします。食事以外は上下の歯が触れていないのが正常です。ご自分でのコントロールが難しい場合には、ぜひご相談ください。

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